介護報酬改定2026

2026年度|介護報酬改定のポイントまとめ

■ 2026年度介護報酬改定のポイント

2026年度の介護報酬改定は、
「重度化への対応」「自立支援の強化」「人材不足対策」「DX推進」
の4つが大きな柱となりました。

利用者の重度化、医療依存度の上昇、介護人材の不足、物価高騰による運営負担が同時に進行しており、
事業者の運営環境は例年以上に厳しくなっています。

そのため、自立支援・機能訓練(リハビリ)への評価が強化され、
効率化・専門性・連携の再構築が求められる改定となりました。

■ 改定の背景

2026年度は、団塊世代が後期高齢者となり、介護ニーズが量・質ともに大きく変化しています。

● 利用者の重度化

要介護度の高まりにより、生活支援中心のサービスだけでは対応が難しくなり、
医療的ケアや認知症ケアの必要性が増加しています。

● 人材不足の深刻化

採用難が続き、離職防止・働きやすさ改善が最優先課題となっています。

● 物価高騰・人件費上昇

事業者の収益構造が圧迫され、効率化・省力化の必要性が高まっています。

● 自立支援・機能維持の重要性

重度化を防ぐため、リハビリ・機能訓練・フレイル予防の価値が再評価されています。

■ 2026年度の主な改定内容

1. 自立支援・リハビリの評価強化

  • 個別機能訓練加算の要件整理
  • ADL維持・改善の取り組みを評価
  • フレイル予防・生活機能向上の取り組みが加算対象
  • 通所介護・通所リハで「自立支援・重度化防止」の実績を重視

リハビリ系サービスの価値が上昇しています。

2. 人材確保・働きやすさの評価

  • 処遇改善の要件見直し
  • 研修体系の整備が評価対象
  • ICT・見守り機器導入による負担軽減が加算要件に反映
  • チームケア・多職種連携の評価が拡大

採用より離職防止へ政策の軸が移動しています。

3. 重度化・医療依存度への対応強化

  • 医療的ケアが必要な利用者への支援体制を評価
  • 看取り・終末期ケアの取り組みが加算要件に
  • 認知症ケアの専門性強化が求められる

生活支援中心から医療連携型へシフトしています。

4. DX・業務効率化の評価拡大

  • 記録のデジタル化
  • 見守りセンサー・インカムの活用
  • ナースコールの統合管理
  • AIによる事故予防・業務予測の取り組み

効率化できる事業所が報酬面でも有利になります。

■ 事業者が取るべき対応

1. 業務効率化(DX・省力化)

記録・見守り・連絡体制のデジタル化が必須となります。

2. 専門性強化(リハビリ・認知症・医療連携)

重度化対応と自立支援の両立が求められるため、リハビリ・機能訓練の強化が重要です。

3. 地域連携の再構築

医療機関・訪問看護・ケアマネとの連携が評価に直結します。

■ 2026年度のまとめ

2026年度の介護報酬改定は、
「重度化への対応」と「自立支援の強化」を同時に求める改定
です。

  • リハビリ・機能訓練の評価が上昇
  • 人材不足を踏まえた効率化の評価が拡大
  • 医療連携・地域